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中国株 『投資戦略2006』

〜二極化する!? 中国株〜



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2006年、中国の競争力を考える!



2005年は、石油・石炭といった、

いわゆる、一次製品価格の上昇が世界経済へ大きな影響を及ぼした年でした。


さて、
ここ十年間における、中国の経済成長は、

一言でいえば!

『外国からの直接投資』に支えられながらの成長でありました。

中国の『人件費の安さ!』を大きな魅力♪
として、

世界中のグローバル企業が中国に工場を建てたのです。

(もちろん、将来的な『消費マーケット』としての中国を見据えて!)


しかし、今、一度!!

中国に生産工場を建てるメリットを考えてみましょう♪

2005年のように、

石油・石炭・鉄鉱石といった、

『一次製品価格』の上昇が発生した場合、

いくら、中国で生産をすれば、

「人件費が安い!!」としても、

グローバル企業側としては、

『人件費コスト』と、『原材料コスト』を比較して、

むしろ、大切なことは!!

『人件費コスト』よりも、『原材料コスト』だ!

 という、

思考が強くなり、

『生産コストが安い!』というメリットが、

『相対的に!』低下し、

グローバル企業における『優先度が変化!』することになります。


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事実、

『中国生産』というトレンドを見直そう!
 という、

『流れ』が少なからず発生してきており、

一部の企業では、

ベトナム、タイ、マレーシア、インドなど、

『他のアジア諸国』への工場新設の動きが出てきております。

もちろん、

中国で生産するぞ!という、意思決定には、

中国生産による、

『地理的リスク』や『政治リスク』をふまえた上で、

中国生産というメリットが相対的に低下した場合、

リスクとリターンとのバランスで中国生産の最終決定がなされることでしょう。


現実として、

2006年の中国への直接投資額の見通しは、

『約600億ドル』と予測されており、

『右肩上がり!』であった、

中国への直接投資トレンドは、

『横ばい』へと変化しております。。


中国の場合、

「民主主義ではない!」
 という、

『政治リスク』が存在しているが、

同時に!

「十年後、二十年後の世界最大!の消費マーケット」

 としての魅力がありますから、

企業としては、なかなか難しいところですね。。。(笑)


少なくとも、

グローバル企業としては、

「中国は、とりあえず押さえておきたいポイントだが、

 あまり、没頭しすぎるのもリスキーである。。」

 というのが正直な感想ではないでしょうか?

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それでは、

以上のチャイナトレンドの『変化』を踏また上で、

今後における、『中国株投資戦略』を考えていきましょう!!



中国株式市場トレンド2006



2005年の中国株は、

2003年〜2004年の中国株の暴騰による影響により、

中国株の大きな魅力であった、
『割安性』が感じられませんでした。。。

しかし、
2005年度の決算を反映してみると、

業績が良好な♪企業が多く、
ようやく、中国株にも『割安性』が感じられるようになりました♪

その結果が、
2006年に入ってからの中国株の暴騰!につながっていることと思います。

おっさんも、

割安なタイミングを重視して、
追加投資していきたいと考えております!!

今後も中国株が楽しみですね♪



二極化する!?中国株



おっさんが中国株へ参入して早、『5年』が経過しましたが、

改めて!!
中国株式市場へ上場している銘柄を分析したところ、

中国株は、『玉石混合!』 であり、

「陳腐化している製品を生産している会社」や、
「価格の安さでしか差別化できそうにない会社」
「ブランド力を有していない会社」


 が結構!!多いです。。

(参考:『中国株の失敗投資を振り返る!』


よって、もはや、

中国でも、『安かろう・悪かろう』では、通用しない!!

今後は、
中国株でも、長期的にみれば、

・パフォーマンスが良い銘柄
・パフォーマンスが悪い銘柄

 へと、

『二極化』が進んでいく!!と思います。

(良い銘柄と悪い銘柄の2種類しかない!とは、当たり前ですが、、笑)


あくまで!!
おっさんのイメージでありますが、

これまでの中国経済は、

・『規模』の拡大!を最優先としてきた! と、思うのです。

つまり、

「大量生産で安いものを作る!!」=『質よりも量!』

 と、いうことですね♪

しかし、いつまでも、
このビジネスモデルは続きませんし、

そもそも!
付加価値を付けていない時点で、あまり儲からないです。。


中国経済が『次のレベル』へステップアップ!
するためには、

現在、日本企業が頑張っている!ように、


・安い労働力を駆使して、大量生産で安いものを作り、輸出する!ビジネスから、

・研究開発&設備投資を行い、付加価値を付けたビジネスへ、

進化!していかねばならないのです。

(まあ、当たり前のロジックですが、、笑)


よって、我々投資家も!

日本株や米国株でそうしているように、

「陳腐化している製品を生産している会社」や、
「価格の安さでしか差別化できそうにない会社」
「ブランド力を有していない会社」

には、決して投資してはならないと思うのです♪

お話をまとめると!

中国経済もそれだけ、成熟しつつある!ということだと思います。



「ブランド」、「料金所モデル」、「資源銘柄」がキーワード


『失敗投資を振り返る!』にて、

これまでの中国株投資における、『反省点』を取り上げましたが、

今後の長期的な中国株投資戦略における、重要ポイント!として、

・付加価値を付けられる!『ブランド』を保有する銘柄なのか?

→今後、消費マーケットとしての中国が注目されていくが、
 長期的に成功する企業へ投資するのであれば、ブランド力が最も大切。

バフェットが大好き♪な、
・長期的に独占的力を保ち続ける!『料金所モデル』なのか?

→これぞ!ローリスク・ミドルリターン銘柄の醍醐味♪
 ポートフォリオを安定させるためにも!保有しておきたいところです!

今後、世界的規模で資源需要の伸びが予測されておりますが、

・資源価格の上昇の恩恵を受ける♪資源銘柄なのか?

 以上の3つに分類できるという結論に達しております♪

(中国株でなくとも同じですね♪)


簡便化すると、

・ブランド      →青島ビール、北京同仁堂
・料金所モデル  →江蘇高速、セッコウ高速、北京国際空港、トラベルスカイ
・資源銘柄     →ヤンシュウコール、福建鉱業集団

 などですね♪


今後とも、上記を頭に入れつつ、
投資活動に励んでいきたいと思います♪


※個別銘柄については、
 →『中国株長期保有銘柄&追加投資銘柄』をご参考にして下さい♪



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