打倒!金持ち父さん〜戦略的金持ちへの道〜
打倒!金持ち父さん  サイトマップ  お気に入りに追加

おっさんの独り言



モルガン・スタンレー エコノミストインタビューから

2003年11月7日


モルガン・スタンレー主席エコノミスト、
スティーブン・ローチ氏の最近のドル安・円高傾向についての意見が、
先日の日経新聞(11月3日)に載っていたので、取り上げてみます♪


・ドルは主要通貨に対する平均相場で、
 一年前の高値から10%程度調整したに過ぎない。
・対外不均衡を考慮すれば、あと10〜15%程度のドル安は避けられない。
・円は一ドル=100円を突破して不思議でなく、
 円高で来年の日本経済は減速するであろう。

・米国は十〜十二月期も年率4%成長となるだろうが、
 減税や金融緩和で下支えした結果だ。
・低金利を背景にした住宅バブルの調整は避けられず、
 その過程では消費も減速する。
・現状は2004年の需要を先食いしている面が強く、
 来年上期には年率2%成長に原則するとみている。
・米国でも中国からの輸入を失業問題の原因であると
 非難する声が強まっているが、間違った議論だ。
・中国の輸出の半分以上は、現地進出した米国や日本、アジアの企業によるものである。


記事以上


今年の上半期は世界的に株高の傾向にあり、
やや楽観的なムードにありますが、
今後、この波はどうなっていくのでしょうか?

ここ数年調子がいいアメリカの住宅バブルも、
いつかははじけるものと思われますし、
日本の円高問題も、円高がこれ以上の水準に進んでもおかしくないと思います。

また、彼の主張の中でも、
中国人民元に対する意見は、まさにその通りだと思います。

中国としても、アメリカの国内問題である、
失業問題の原因として叩かれてしまっては、たまらない
でしょうし、
中国からの輸出のほとんどは、外資企業のものなのですから・・・

国際的な優良企業が中国で工場を構えているのですから、
先進国にて失業率が高まるのは当然なことです。

今後、『国際的な人件費の格差』も埋まっていく方向になっていくのではないでしょうか?

上海ローソンの店員と、東京のローソンの店員が同じ仕事をしても、
給料が十倍も違う
のは明らかに矛盾がありますよね?

先進国で働く我々は、今後、『頭』で勝負していかねばならないようです。。

といっても、中国の方が頭が悪いという意味ではなく、
『誰でもできるような仕事』には人件費を低下させる要因が出来つつあるという事です。

この記事を踏まえたおっさんの対応としては、

・ここ最近の株高ムードに便乗していかない(積極的な高値買いは避ける)
・これ以上の円高になれば→個人的円売り介入=外国株投資
・来年にかけ世界的に経済の停滞→株価低下→積極的な投資

おっさんとしては、
アメリカの景気が悪くなったら、安くなった優良米国株を仕込んでいきたいです♪

もちろん、中国株にも注目ですね♪


Copyright (C) おっさん. All rights reserved.