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米国株投資情報

〜ビジネスウィークから読み取る!
   米国株投資情報 『Blue Chip Blues』〜

          <その1>



今後5年〜10年先の『米国株投資戦略』を立てる!にあたって、

非常に参考になる!トピックがありました♪ので、

アメリカの経済誌、
『ビジネスウィーク』の記事を元に、
おっさんなりの肉付け!をした上で取り上げます!


お題は!!
『Blue Chip Blues (2006,Apr,17)』
 

どうぞお楽しみ下さい♪


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低迷しつつある、ブルーチップ



『ブルーチップ』と呼ばれる、
米国の超優良企業の株価が、ここ『5年間以上』、伸び悩んでいる。。


※『ブルーチップ』
 アメリカの株式市場において、
 『収益性』、『成長性』、『安定性』の3拍子揃った!!一握りの超優良企業のことを指す。
 一方、中国大陸に登記していない中国大陸資本系の香港上場企業を『レッドチップ』と呼びますね♪

 (おっさんの『米国株投資銘柄』も、ブルーチップですっ!)


決して!ブルーチップ企業の業績が悪いわけではない。

『小型株』や、
『商品市場』、海外の『新興市場』
に人気を奪われたのである。。

ほんの『十年前』まで、
米国株のブルーチップは、世界一!尊敬される投資対象であった。


しかし!

ブルーチップ中のブルーチップ!が集まる、

『S&P100 Index』を見てみると、

 ・1995年 200ポイント
     ↓↓
 ・2000年 800ポイント
     ↓ ↓
 ・2006年 600ポイント


 という、動きとなっており、

ブルーチップの人気は、
2000年以降、『中〜長期的』に低迷している。。


つい最近のトピックスでは、驚くことに!!

2006年5月現在、
アメリカの大型ファンドの一つ、
フィディリティのマゼランファンドが、

(マゼラン・ファンドは、あのピーター・リンチが運用していたことで有名ですよね♪)

ファイザーやインテル、P&Gといった、ブルーチップを手放し!!

一方で、
『外国株』の保有比率を、
数ヶ月前の『4%』から『25%』へ急増!させている。

つまり、
ファンドが保有銘柄を、『ブルーチップ→外国株』へシフトさせている!


しかし、興味深いことに!!

(特に、おっさんのような、『割安株投資』を好む投資家にとっては!)


ブルーチップの業績は決して悪くない!

・GEは、
 2001年と比較して、利益を22%アップさせたが株価は低迷が続く。
・小売大手のホーム・デポは、
 2001年以降、利益を倍増!させたが株価は+1.5%に留まる。
・インテルは、
 過去5年間で利益を+173%伸ばしたが30%の株価下落である。。


つまり!
「利益成長を達成しているのに、投資家が反応しない!」のである。。


ブルーチップ中のブルーチップが集まる!

S&P100の株価指数は、
過去五年間の利回りが『2.03%』。

その大半は、
『配当金』によるもので、

配当を除くと、
5年間の利回りは『0.94%』へと低下する。。

皮肉なことに、現在、
大半の投資商品へ投資しておけば、運用率はブルーチップに勝るのである。

例えば、
不動産、コモディティー(商品)、貴金属、外国株、米国株の小型株・・・

 と、いった投資商品である。


〜5年前に10000ドルを投資していたら、、〜
 
 → ブルーチップ     『11058ドル』
 → コモディティ(商品) 『15150ドル』
 → エネルギー      『17537ドル』
 → 小型株        『19997ドル』
 → 金           『21400ドル』
 → 新興市場       『21500ドル』


つまり、
ここ数年の間、投資家にとって、
これらの投資商品へ投資していれば、

相場上昇で儲ける!のに、
決して、『天才』である!必要はなかった
ということです。


通常、
金融理論の原則に従えば、

株式から、金、羊毛、香辛料まで!

世界中の極力多くのもの!に『分散投資』することが、
リスクとリターンの『最適バランス』につながる!
といわれておりますね♪


(おっさんの『バーゲンハンター投資』
 『外国通貨建て資産へ投資しよう!』と、基本的に同じ考えですね♪)



変化しつつある!世界の金融市場



長年、
米国の大企業で構成される、

『S&P500』は、
投資家が手に入れられる理想に近い投資対象
であり、投資家はそこに群がった!


だが、この『10年間』で、
世界の金融市場は予期せぬ『変化』を遂げたのである。


資産家のカネを扱う『ヘッジファンド』の台頭で、

機関投資家を含めて、
投資家は、「米国内に制約されず冒険できる!」ようになったのである。


例えば、
ETF(株価指数連動型の上場投資信託)の急増は、
個人投資家に新たな世界への道を拓いた。

中国やメキシコ、南アフリカ共和国は、

今や、マウスをクリック!するだけで手が届く対象である♪


投資の『選択肢』が増えた♪今、
投資家は教科書通りに!ポートフォリオを『分散化!』しつつあり、



・新興市場の株
・米国小型株
・金
・コモディティー
 といった、資産を構成するようになってきているのである。


一部の専門家によると、
世界的な『ポートフォリオの再配分』の動きは、今後10〜20年程続くとされる。


(我が国、日本では、相変わらず!
 『円建ての資産』しか保有しないことが『常識』となっておりますが、、、)

  → 『日本は大丈夫か?〜国家財政から考える!〜』
  → 『外国株・FXへ投資しよう!』


しかし一方で、懐疑派は、

外国で『金融危機』が起きれば、
投資家は比較的安全な米国株市場へ戻ってくる!とみる。

これは、
1997年〜1998年のアジア危機とロシア危機の際に起きた動きである。

(参考:『ロシア経済破綻から学ぶ!リスクコントロール』


果たして、
今後も投資家による、ポートフォリオの『分散傾向』は続くのでしょうか?

一方、日本の個人投資家には、
少しでも!!ポートフォリオを分散して欲しいものですっ!



以上、

・業績が良好なのに、ブルーチップは買われていない。。
 →現在、ブルーチップは、割安に放置されている♪

その原因は、
・投資家に選択肢が増加したことから、世界的なレベルで分散投資が進んでいる!
 →ワールドレベルでは、個人投資家でも分散投資が当たり前!


 でした♪


次は、
『ブルーチップの歴史』や『これからのブルーチップ』について、取り上げていきましょう♪

 →『米国株投資情報2006 その2』


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